友達のつくりかた(社会人編)

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よく聞こえてくる話なのですが、「学生の頃と違って社会人になると友達はできない」とか「30歳を過ぎると友人はできない」のように、大人になると友達をつくるのは無理と考えている人が少なからずいるようです。私は、そんなことはないと思うのですが、友達がなかなかできないと悩むひとのために、友達のつくりかたをお話させていただきます。

自らを正す

友達を。。と外へ意識を向ける前に、自分が友達になって貰えるような人間であるかを見直してみてください。失礼の無い当たり前のやりとりができていれば大丈夫です。遅刻が多い、愚痴ばかり言う、傷つけることを平気で言う、マウントをとる、よく嘘をつく、裏切る。。など、人に嫌な思いをさせることはやめましょう。仮に友達ができたとしても、長続きしないからです。現状、当てはまるようであれば、今この瞬間から直せば良いのです。

会社でも友達はできる

仕事上の関係であっても、ふとした雑談や、飲み会などで接していて、人間的に合いそうな人がいれば、少しずつ個人的に会うようにすることで、友達への方向性に進んでいきます。簡単な方法は、食事や飲みに誘うことです。仕事の話から離れた話を少しずつするとで、お互いに気が合うかが分かってきますし、気が合うようでしたら、遠くないうちにまた会うようにして、繰り返していけば良いのです。長い期間、繰り返していれば、それだけで、単なる会社の同僚という域から、友人へとシフトしていく可能性が高いです。単純接触効果と言われる性質なのですが、相手が嫌な思いをさせないやりとりを何度も会って繰り返すだけで、相手への好印象が高まるというものです。相手と縁が深くなるような劇的な出来事が起こらなかったとしても友達の関係になることができるのです。

私は、社会人以降、自然とこのような流れで人と接して、友人を作ってきました。作ったというよりは、気づいたら友人と思える人になっていたという感じです。

会社以外にも目を向ける

会社の人間は、皆ライバルで、蹴落としあうような関係のため、友達になることはあり得ない。就業時間以外に会社の人と一緒にいたくない。のように捉えている方もいると思います。会社にいると、見える世界が会社だけ、関わる人も会社の人だけということもあると思います。私は昔、新卒で入った会社がそうでしたのでよく分かります。

そのような人は、会社以外の世界に踏み出しましょう。

 ・趣味のオフ会に参加する。

 ・習い事や副業をはじめ、その世界の人と関わる。

 ・一人旅をする。

 ・ボランティアをする。

 ・いきつけの店を開拓し、店員や常連と仲良くする。

私が過去に、友達ができた経験のあるものを並べましたが、他にもたくさんあると思います。ご自身で合うものを考えてみてください。

長年の友達を続けるために

友達ができたたら、長く付き合いたいものです。そのために、私が考えるのは、やはり当たり前のことです。

 ・貰ったら必ず返そう → 何かしてもらったらお礼を言って、必ずお返しをしましょう。何か助けてもらったら、その相手が困った時にフォローするのように、してもらったことは覚えていて返すのです。仏のように与え続けよとは言いません。少なくとも、もらったときは返しましょう。

 ・感謝を伝える友達でいてくれること。誘ってくれること。誘ってきてくれること。有難いことです。その気持ちを言葉にして伝えましょう。ごくたまにで良いのです。私も友人には、1年に1度くらいは言うようにしています。仲が良くなると言うのは恥ずかしいですが、でも、言われた側はとても嬉しいはずです。ほんの少しのことではありますが、関係性を深めていくと思います。

最後に

少し前に、趣味がきっかけで10年くらい友人の人とラインのやりとりをした際に、「この仲間はかけがえのないもの」という表現をされていました。あまり、そのようなことを言うタイプの人ではなかったので、驚きはしたものの、その通りだと思いましたし、改めて、その仲間と長年友人関係でいられることを嬉しいと思いました。でも、このことは、当たり前の失礼のないことを長年続けてきたからです。歳を重ねるごとに、友達の存在の有難さを感じるようになりました。今回の記事がみなさまの参考になれば幸いです。

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