サービスは日頃の行動に表れる

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会社から、会社以外の場面についての指示を受けることありませんか? 飲みの場で大きな声で顧客の悪口を言ってはならない、社屋付近で歩きたばこをしてはならない(路上禁煙の法律ができるずっと前の話)などの禁止事項や、このようにしなくてはらないという指示。煩わしいと思われるかたは少なくないと思います。ただ、会社にいるとき以外の行動は仕事に表れてくるものです。今回は、サービスは日頃の行動に表れるというテーマでお話させていただきます。

昔、新卒で入った会社は小売業であったため、制服を着てお店で接客をしていました。通勤は私服だったのですが、新しい店長が配属したときに、「通勤時は私服ではなくスーツにするように」と指示を受けると、「制服で仕事するんだから通勤でスーツ着る意味なんてない。めんどくさい。お金がかかる。」など、同僚たちは文句ばかりで、仕方なく方針に従っていました。私は、会社に向かうのに私服では気持ちが締まらないと感じていたので、スーツ着用は賛成でした。新しい店長は、「接客業は日頃の姿勢や振る舞いが映し出されるものである。仕事がちゃんとできる人は、普段からちゃんとしている。」と説いていました。   

現在私は、印刷関連の仕事をしているのですが、先日、ある飲食店のかたから、チラシ作成の依頼を受けたときの話です。その店には行ったことは無かったのですが、店の名前は素敵な印象で、外観もオシャレでいつか行きたいと思っていました。しかし、依頼した人は店の代表で、その風貌や態度、口調、話の内容のいずれも横柄で、とても気分の悪いもの。。。私がその店に行くことはないでしょう。そのような振る舞いの人が、まともなサービスをしているとは思えないからです。店の中だけ、ちゃんとしれていればいいという考えはマイナスであることの分かりやすい例だと思います。

仕事場にいる時以外はプライベートな時間なのだから、どんな行動をしようが会社には関係ないと考えてしまいがちです。しかし、日頃の姿勢や振る舞いが仕事に反映されると考えることは重要と思います。普段、正しく行動できていないひとが、仕事のときだけ正しく立ち振る舞えることはできない。少なくとも周りからはそのように見られるからです。日頃の姿勢や振る舞いを良いものにすることで自身が洗練され、その雰囲気を帯びてくる。当然、仕事の場にも表れる。このことは、サービス業に携わる人はもちろんですが、どのような仕事をしている人にも当てはまると思います。

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