「好きなことを仕事にしよう」というキャッチフレーズの広告を目にすることがあります。私も「好きなことを仕事にしたい」「好きなことを仕事にして生きることができたらどんなに幸せなんだろう」と思うことがあります。
一日の中で、一番多く時間を充てるのは「仕事」という人は多い思います。あと、仕事は、正確性や納期守るなどが当たり前であるため、プレッシャーがかかります。このように、多大な時間を費やし、大変な取り組みであることから、「仕事が好きなものであれば。。」苦を感じないだろうし、きっと楽しいからと考えるのです。その通りだと思います。実際に、私の周りでも、やりたいことを仕事にできている人がいて、毎日楽しそうに仕事に没頭しています。
しかし、どれだけの人が好きなことを仕事にできているのでしょうか。きっと、大多数の方が、今の仕事が好きなことではないと思います。私の周りでも実現している人は、1割くらいです。
好きなことを仕事にできていないパターン
好きなことはあるが本業にするまでには至らない 例えば、歌を歌うことが大好きで、ボーカリストになりたいが、生業にするまでのレベルではない。すみません。私のことです。。(笑) 過去4~5人に「歌手になったらいいのに」と言ってもらったことがあって、とても嬉しいのですが、さすがにそのレベルには数段足りないことは自分でも分かっています。残念ながら、努力で到達するというものでもありません。。
好きと思ったことが実際はそこまでではなかった
好きなことと思って始めても、実際に仕事を進めていく上で、「好きなこと100%ではない、少し違う」と感じることもあります。例えば、人と接することが好きと思って接客業に就いたが、 実際に仕事をすると、嫌な態度の人とのやりとりが苦痛に感じて、接客業が好きとは思えなくなったというケースです。
好きなことが見つからない
好きなことについて、自分自身で何か分からないという意見も聞きます。私は、「本当に何もないの?」と思ってしまいますが、「見つからない・分からない」というかたは意外といます。ただ、本当は好きなことはあるけどそのことを仕事にしたいとは他の人には言いづらいのかもしれませんね。
好きなことを仕事にできていない人はどうすればよいのか
「好きなことを仕事にしないといけないという思い込みを辞める」です。以前、マツコデラックスさんが、「好きなことを仕事にできている人なんて多くはいない。でも、食べていくためには仕事はしなくてはならないのだから、好きなことを仕事にできているかなどと考えることはしないで、淡々と仕事をしなさい」というお話をされていました。日ごろから私は、「好きなことを仕事にしよう」をできていないことで、辛いと感じてしまっていたのですが、このお話を聞いて、救われた思いがしたのです。「好きなことを仕事に」について、答えは、ひとつではないのですが、この「そんなこと言っていないで食べなくてはならないのだから淡々と仕事をするしかない」というのは、実は多くの方に当てはまる答えのように、思いました。もちろん、限度を超えたブラック企業であれば辞めるべきですが、「好きなことを仕事にしないといけないと考える必要は無い」と捉えると良いのかもしれません。
コメント