幹事をしたことはありますか? 幹事はめんどうと思う人は結構います。しかし、幹事をすることの良さもたくさんあるのです。今回は、職場以外の場面での話ですが、飲み会や集まりの取りまとめ役の良さについて、お話したいと思います。
幹事をしたことが無い人は結構いる
プライベートで友人のグループの何人かに、これまで仕事やプライベートを問わず何らかの幹事をしたことがあるか聞いたところ、「ない」と答えた人が10人中、4人いました。私は誰でも1度くらいはしたことがあるものと思っておりましたので、とても驚きました。それ以降、他の友人や同僚に聞いたところ、3~4割くらいはしたことが無いという回答でした。おそらく、今の若い世代は、さらに多いと想像します。
一方で、10回以上という人も1~2割くらいいました。私もそうなのですが、数えきれないほど経験したことがあると感じるの は、幹事をできそうな人に登板機会が偏る傾向もあると思いました。
幹事をすることの良さ
私は、プライベート、仕事を問わず、幹事を50回以上(おそらく80回くらい?)してきました。その経験から、取りまとめ役をすることの良さを感じています。
◎ 幹事の名のもとに多くの人と話ができる
私は人見知りのため、自分から話しかけていくことが苦手なのですが、内心は話しかけることができたらと思っています。このような性質のため、幹事の看板を掲げることで、自分から話し易くなります。もちろん、事務連絡等必要なことの背景が要因ではありますが、自ら働きかける意識が芽生えます。
◎ 顔を覚えてもらえる
普段、自分のことを覚えてもらえないという人も、幹事をすることで、「幹事の〇〇さん」と覚えてもらうことができます。
◎ 感謝のお言葉をたくさん頂いた
東北の震災のボランティアに団体に所属して行ったことときの話です。全ての日程を終えて、出発地である東京に戻り、後日改めて打ち上げをしたことがあるのですが、「ボランティア中は、班が違うため話すことが無かった人とも話すことができて、飲み会があって良かったです。」と感謝の言葉を頂きました。
さらに別の話ですが、だいぶ前に、転職期間に職業訓練校に3か月通ったことがありまして、20代前半からリタイヤした60代まで老若男女30名くらいであったため、まとまりのない印象でした。卒業の間際になっても打ち上げの気配が無かったため、私から、各仲良しグループや個人に出向き、最終日の夕方に打ち上げをしてはどうかと働きかけました。当然幹事をすることになったのですが、会が始まると3か月ほとんど話をしなかった人同士で話が盛り上げった様子。60を過ぎているかたから「若い人と飲んで話すことができて本当にうれしかった。ありがとう。」と言って頂きました。本当に嬉しそうでしたので、私も幹事をして良かったと心から思いました。
他に、事務的調整をする技量があがる、交渉する経験が仕事に活かせるなど、幹事の良さはありますが、先に述べたように、感謝の言葉を頂けたことが何よりも大きいです。幹事の依頼を受けると、やりたくないと思う人もいると思うのですが、良い経験になりますので、嫌がらずにやってみることをお勧めします。
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