人の顔を覚えることは幸せにつながる

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特別深く関わりがある訳でもない人と再会したときに、相手が自分のことを覚えていてくれたとき、嬉しいと思ったことがありませんか? きっと多くの人が嬉しく感じるのだと思います。今回は、人の顔を覚えていることは幸せにつながるというテーマでお話させていただきます。

自分を覚えていてもらうと嬉しい

実家の近くに、大好きなお弁当屋があり、唐揚げ弁当の唐揚げが箱から大きくはみ出している「てんこ盛りの唐揚げ」がたまらなくて、月に1~2回、10年くらい通いました。無愛想なおばちゃんだったので、ほとんど会話をしたことは無かったのですが、決して悪い人ではないと、当時、同じようにその店のファンだった妹と話したものです。長く経営されていたのですが、ある日、お弁当屋は閉店してしまい、あの唐揚げ弁当が恋しいと思っていたところ、1年くらいして、その建物が居酒屋としてオープン。名前が弁当屋と同じだったため、きっとあのおばちゃんが唐揚げを作っているのではないかと思い、妹と2人で行ってみたところ、やはり、そのおばちゃんが一人で切り盛りしていました。ビールと唐揚げを頼んだところ、例のデカ盛りの唐揚げが。。久々の大好きな唐揚げに2人で嬉しそうに食べていると、そのおばちゃんが私に「お兄ちゃんも弁当よく買いに来てくれたもんね」と言ってくれました。私のことを覚えていてくれたことにとても感激しました。月1~2回とはいえ、10年も通えば覚えるものだよなとは思いつつも、自分を覚えていてくれることの嬉しさを実感した気持ち、だいぶ前のことですが、よく覚えています。

私が覚えていた時の相手の反応

私は、印刷関連の商売をしていて、お客様と接するのですが、期間が空いて再度来店されたお客様のことを、私が覚えていると、とても嬉しそうなリアクションをされることが、たびたびあります。この前も、4~5年前に来店されて、4回くらい立て続けに来店され、2年くらい前にも1回来店されたお客様が久しぶりに来店されたときに、憶えていたのでお名前を言葉にしたところ、その方はえらく感激されました。私としては、来店回数的にも覚えていて当然で、そこまで感激しなくても。。と思うのですが、とても嬉しそうでした。翌日、そのかたが再度いらして、近くを通りかかったからと、近くの有名餃子店の餃子を差し入れてくださいました。少し恐縮でしたが、この一連のやりとりはハッピーな気持ちにさせてくれたのです。

肩ひじ張らずに気軽に構える

自分の顔を覚えていて貰うと嬉しい。人の顔を覚えていると相手は嬉しい。両方経験すると分かるのですが、人の顔を覚えるように意識づけすると良いと思います。ほんの少し頭の片隅においておくくらいで良いです。「私は人の顔覚えられないから」と開き直るのではなく、「覚えられたら良いよな」という気持ちだけでも充分です。私も、実際は覚えられないことも少なくありません。でも、人の顔を覚えられるようにありたいとすることで、きっと自分に幸せをもたらすと思うのです。

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