先日、T.M.Revolutionの西川貴教さんが、新R25という若いビジネスパーソン向けのYouTube動画でお話をされていました。「他の人からやれと言われたことは120%以上の力でやる」「周りから評価されればそれが生きがいになる」という内容で、とても為になる内容でしたので、記事にさせていただきます。
他の人からやれと言われたことは120%以上の力でやる
自分の長所は他人のほうが分かっている
新型コロナの影響で、多くのアーティストは活動が制限され、楽曲作成などが主だとのこと。しかし、西川さんは、その最中であっても、以前と変わらない仕事量を得ることができていて順調と語る。
音楽だけと限定せず、映画、ミュージカル、ドラマ、ラジオ、舞台、声優、CM出演、本、バラエティ番組、サブカルチャーの様々な関わりと、多岐に渡って活動。音楽以外のいずれも、自分からやろうとしたわけでは無い。バンドを始めて、バンド以外のことはしたくないと思っていた。ソロ活動は考えたこともなかった。
ただ、自分が活動する様子をみて、事務所などの周りの人間が、西川さんはソロが向いていると勧めるようになった。
例えば、ミュージカルは、「歌えるんだし、歌っている様子がお芝居の要素を感じるから、ミュージカルをできるのではないか」と言われて、最初は、専門の勉強もしていないと逃げていたが、取り合えずやってみようと思って始めてみたら、評価を得ることができて、その後も続いている。このように、求められたことは、やってみるようにした。その積み重ねの結果が、今の仕事の充実に繋がっている。自分の良さや魅力は、自分自身ではなく、他の人のほうが分かっていることもあるのだ。
やれと言われたことを120%以上で取り組む
よく言われる「自分がこの会社でなにができるのかわからない。自分がなにをしたいのかわからない。」という人がいるが、まずは、やれと言われたことを120%以上で取り組む。
そのことについて、あいつにそのことをやらせたら他に太刀打ちできるやつはいないと言わせるまでやってみる。その水準までやれたときに、別の次元の自分が見えてくる。そして「自分はこれもできるかも。。」と思えば実行すればよいし、周りから「それができるならこれをやってみて」と周りから言われるようになっているはず。
周りが評価してくれることで自分の生きがいになる
難易度が高いトライアンドエラーを繰り返す
これまで、求められるものに応え、行き当たりばったりでやってきたが、行き当たりばったりで判断するためには、いかに自分でボキャブラリーを増やしておくか、引き出しを多く用意しておくかが大切。
引き出しを何通りも何十通りも増やしておけば、プレゼンの機会や、何かふられたときに、二の船三の船はいくらでもだすことができる。
自分は「よくそんなに瞬間的に決裁することができますね」と言われることがあるが、瞬間的に考えが産まれるのではない。これまでたくさん用意した引き出しからこれが成功確率が高いと選択しているだけ。
知り合いの経営者のかたで、「優れている」「判断が素晴らしい」という人は、有名な大学を出たということではなくて、難易度の高い試行錯誤をたくさんしてきたひと。
だから、他の人から言われたことは、難しいと思ったとしても、まずはやってみることが大切。嫌なことだとしても、120%の力でやってみよう。
そうすれば、自分はやりたいと思っていないとしても、周りが評価してくれる。
そして、周りが望んでくれるとなれば、それが自分の生きがいになる。
バンドでやっていた自分が、T.M.Revolutionとして、あんな衣装であんな歌を歌わされて、正直悩んだ。音楽仲間からは、「お前は魂を売った。売れれば何でもいいのかよ。」と言われた。しかし、周りが評価してくれた。「これはこれでアリだ。」と思い、求められたことに応えた結果、評価されたものは、自分の生きがいになった。
「周りが評価してくれることで、自分の生きがいになる。」
そのためには、求められたことを120%以上の力でやることが大切。
以上、西川さんがお話された内容の重要と思う個所をまとめました。
他にも役立つ内容がありましたし、何より、西川さんの熱意が伝わりますので、YouTube動画も見てみてください。
私のことで振り返ると、会社員時代、業界やプロジェクトをまたぐたびに、新人の教育係や、そのための教育資料作りをするように指示を受けたのですが、通常業務が立て込んでいる最中であることが多く、もっと手が空いてる人間がいるのだからその人にやらせればいいのにと思いながらやっていました。ただ、100%の力で取り組みました。(120%ではないと思います。。)その結果、同僚や上役から、「教えるのが上手い」と評価を受けるようになり、褒められることで、教育の仕事への意欲も湧いてくるし、もっと頑張ろうと前向きな気持ちになったことを思い出します。この流れは現在の仕事にも続いていて、理解することが難しい仕組みをお客様に分かるようにどうしたら良いかということについて、仕組みづくりや、表現や、説明の構成など、試行錯誤してよりよいものにしています。
また、別の話で、プロジェクトの長であった時は、顧客向けの月例の報告書を作成することが求められたのですが、顧客へ出す前に、内容を本社の上司に見てもらう。。これが本当に大変でした。上司の眼は正しく厳しく、問題の捉え方や解決への考え方、文章表現について、いっさいの妥協は無く、何回も何回も作り直し。そのため、報告書作りが上手くなるためにどうすれば良いか、様々な本を読んで学び、参考になるものを取り入れて、ブラッシュアップしていきました。特に文章作りに関しては、少し自信が持てるようになり、現在、こうしてブログを書き続けることができているのは、そのときの経験が活かされています。
自分がやりたくないものでも、求められたことはやってみる。そして、全力で取り組む。私も精進する必要があると思っています。みなさんも、ぜひ、西川さんの話を参考にして仕事に取り組んでみてください。
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