身近なものに向かう力

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先日3/17に、第一生命が、全国の小学生・中学生・高校生計3,000人を対象に行った「2021年大人になったらなりたいもの」を発表したのですが、男子の一位はなんと「会社員」という結果になりました。スポーツ選手でもユーチューバーでもない「会社員」。正直驚きましたが、これは、コロナ渦でリモートワークにより、自宅で仕事をする父親や母親の姿を見て、会社員という職業を身近に感じた子供が多かったと、第一生命は分析しています。私がこのニュースをみて思ったことは、身近なものに向かっていく力というものは、人々の意識や行動に大きく影響するということです。今回は、身近なものに向かう力と、その力を活かす方法についてお話させていただきます。

兄ができるなら自分もできる

プロ野球の中日と阪神で活躍した新井良太さんは、広島東洋カープで活躍した新井貴浩さんの弟です。幼少期に兄の影響で野球を始め、プロ野球選手になった兄を見て「自分もプロ野球選手になれるはず」と思って、練習に励んだとのことです。そして、実際に中日からドラフト指名を受け、プロ野球選手になりました。

もちろん、身体能力が恵まれていて、兄弟であれば同じくらいの身体的ポテンシャルが備わっていたと思います。しかし、プロ野球選手になることができるのは野球を志す者のほんの一握りだけであることを考えると「兄ができたなら自分もできるはず」という強い意識がなければ、プロ野球選手にまでは到達できなかったかもしれません。

身近なものから受ける影響

身近なものから受ける影響は2つ上げることが出来ます。

◎ その事柄について詳細を把握できる

身近なものについては、普段からその様子を見ているため、その事柄の良さや、デメリット、どれくらいの能力を必要とするのか、どれくらい練習や勉強をすれば良いのか、自分にはできるのか。。など、あらかじめ詳細を伺い知ることができます。

◎ 目標に向かう推進力が得られる

自分でもできるという、目標に向かっていく意識が芽生えます。その意識は、目標達成までに立ちはだかる様々な困難を乗り越える礎になります。先ほどの新井選手の話はこのことを証明しています。

身近なものに向かう力を活かすために

身近なものから受ける影響が良い作用を生み出すことは分かったけれども、自分にはプロ野球選手の兄はいないよという人が大半だと思いますので、身近なものに向かう力を活かす方法についてご紹介いたします。

それは、「様々なもの、ひと、ことに触れる」ということです。少しでも興味のあると思ったものは、やってみましょう。

「副業」「ボランティア」「転職」「投資」「セミナー」「資格勉強」「運動」「美術鑑賞」「料理」「音楽」など、まずは参加する。実際にやってみるのです。その世界に飛び込めば、身近に感じることができます。身近になれば意外とスイスイ進むかもしれません。

もし兄がいて、兄がギターをしていたら、自分もギターに触れて人前で弾くことができていたかもしれないが、そんな兄はいないからギターは弾けない。。と嘆くのではなく、ギターに興味があるのであれば、ギターを始めれば良いのです。触れてしまえば、それはご自身にとって身近なものになるのです。

私はコロナ渦になって、多くのことをはじめました。瞑想、投資、副業で販売、動画編集、ブログ。。他にもまだあったと思います。ブログによって、文章を書くことが当たり前になりました。今日ふと思ったのは、過去のブログで独自性の高いものについては、ブラッシュアップして、kindle自費出版などもできるかもしれないということです。文章を書くことが身近になったことで、さらにその先の道が見えることがあるのです。ものごとを身近に感じることは、新たな道へ導いてくれるきっかけになります。今回の内容が少しでも気づきになればと思います。

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