私は印刷等の自営業をしておりまして、販売促進のために、ポスティングをしています。ポストに広告を投函している際に、思ったことについて、今回、お話させていただきます。
インターネットの普及によって、お客様が来店する契機は、スマートフォンやパソコンで検索することが主流になっています。ただ、年配のかたは、チラシを見てお店のことを知ることが多いです。また、チラシは、見た時に必要では無くとも、お店の存在が頭の片隅に残り、その後、必要な機会になったときに、「〇〇は、あのお店で売っている」と思い出す手助けになります。うちのお店もチラシを見たというお客様は依然多いため、ポスティングは、インターネット広告と同様に、重要な販売促進ツールであると捉えています。
ポスティングは、お店の半径1km以内を目安に歩いて回っているのですが、楽しいです。細い路地はワクワクしますし、うちに来店する方々はどのような地域から来るのかについて、肌で感じることができて、とても有意義です。さらに、たくさん歩きますので運動にもなります。このように、前向きな気持ちでポスト投函しているのですが、「チラシ投函禁止」と貼り紙があると、気持ちが萎えます。。もちろん、投函せずに立ち去るのですが、当店のおススメしたいサービスを知っていただけないことはとても残念に思います。チラシが投函されることを気分悪く思われるかたもいらっしゃると思います。その人は、チラシ投函をお断りしますという旨をポストに貼るのが良いと思います。
ポスティングしていて思うこととして、お話したいのは、その家やアパート、マンションの建物の印象と、ポストの状況について、イメージの違うことが結構あるということです。綺麗なマンションなのにチラシがぐちゃぐちゃに詰まっていて放置されているポストがあるのです。最初見たときは驚きました。家賃は決して安くないであろうマンションなのに何故?と思ってしまいます。逆に、決して綺麗とは言えないアパート、築30年は優に超えているであろう物件のポストがいつ行っても綺麗。その部屋の玄関を見ると整っている。この住人は、凛として素敵に生活されているのであろうなと想像します。この両極端な状況は、ポスティングしていると、たびたび見かけますので、珍しいものではありません。ポストという、生活の僅かな割合しか占めることのないモノから、その人の生活や人となりが想像できると感じます。
正しく、凛として、余裕を持った気持ちで生きることができていれば、細部に心が行き渡ります。きっと、ポストはそのようなことが現れるのだと思います。私はポストは綺麗ですが、細部に心が行き渡っているかというと、自信をもって誇れる水準ではありませんので、精進していきたいと思います。
今回は、役に立つという内容では無かったかもしれませんが、何かの気づきになればと思います。最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
コメント