人の名前の覚え方

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人の名前を覚えることが難しいと思うことよくありませんか。つい数分前に名前を言って貰ったのに。。先日自己紹介して頂いたのに。。など、人の名前を忘れてしまったとことを、後ろめたく思って、覚えるためにはどうしたら良いのかと考えるものの、解決できないままの方が多いと思います。今回、ご案内する方法は、ビジネスシーンはもちろん、プライベートでも人間関係の向上につながるため、様々なシーンで役立ちますので、是非、ご活用ください。

準備する

第一前提として、覚えるという意識を強く持つということです。人と会う際、また、会話のやりとりは、無意識に進めることができてしまい、何気なく時が過ぎてしまった後から気づくことも少なくありません。そのため、意識を持つことは、とても重要です。意識づけすることで、覚えるためにすべき方策をを、忘れずに実践することができるからです。 

相手の印象を明確にする

相手の実際に見た印象を具体的に頭に入れましょう。 「ピンクのシャツを着ている」「鼻が高い」「細身で背が高い」など見たままで結構です。特に他のひとと違う点が探せるとなお良いです。

仮想背景を作る

次に、その人のことを妄想します。例えば「足が速そう」「ハワイが好きそう」「スピーチが苦手そう」のように。会って間もない時点では、この想像が全く見当違いの可能性も十分にあるのですが、勝手で構いませんので、イメージします。実はこの妄想は、自身への記憶の定着を強めると考えられます。私だけが妄想しているヒミツ。。というように、ワクワクして、相手への意識が高まるからです。

二つを掛け合わせる

相手の印象と仮想背景を組み合わせて、名前までひと続きにします。

「ピンクのシャツを着ている、ハワイが好きそうな、山川さん」のようにです。

気を付けるポイントとして、「~そう」という末尾までセットにして、記憶することです。後々情報を整理する時にも、2番目の「~そう」は事実ではなく、自分の勝手な妄想であると認識し直せるからです。「ハワイが好きそう」と妄想した相手が、実際は海外旅行したことが無いにもかかわらず「ハワイ好きなんですよね」のような、誤った問いかけをしないためにです。

以前、生まれ持って特殊な能力を持った方のお話を聞いたことがあるのですが、その人は、文字を見た際に、同時に色がついて見えるとのことでした。白い紙に黒い文字が記された良くある状態ですが、その言葉ごとに違う色が着色して見えるのです。長年煩わしいと思っていたそうですが、勉強には役に立ったとのこと。例えば、歴史上の自分物名を見たときに、名前に色の情報がつくため、覚えやすかったのです。「緑の武田信玄」という感じでしょうか。。(その方は具体例を挙げられて無かったので勝手に想像してみました) このように、感覚的に捉えやすい情報が付帯すると覚えやすくなり、忘れにくくなるのです。 

繰り返し呼ぶ

名前以外の情報も一緒にして名前を覚える以外にも、効果的な手段は、会話の中で相手の名前を繰り返し呼ぶということです。例えば、「今日は暑いですね田所さん。田所さんのその青いカバンは何処で買ったのですか?その店のある渋谷には田所さんは良くいかれるのですか?」のように、氏名を入れなくても成立する会話にあえて、氏名を何度も入れ込むのです。何回も繰り返し名前を言葉にすることで、記憶に定着していくのです。今回は、覚えることをテーマにしていて別の観点の効果になるのですが、会って間もない人から、名前を呼んで貰えることは嬉しいものです。関係性の向上にも一役買うのです。ただ、あまり過剰すぎると、しつこい印象を抱かれてしまうかもしれませんので、しつこい手前くらいの程度に留めるなど、調整してみましょう。

だいぶ昔の総理大臣ですが、田中角栄氏は、会って間もない幾人もの名前を呼んで、人々の気持ちを掴んだという逸話があります。名前を呼ばれると、気分が良くなるものです。呼んだ相手のことを好きになるということにまで及ぶこともあります。名前を覚えることは、お互いの関係性を向上させる大変有効な手段なのです。少しコツを使うことで、覚えられるようになりますので、是非、実践してください。

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