物事(社名など)の名前を考える方法

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会社や、チーム、雑誌やお店など、様々な物事の名前を考えるとき、どう考えれば良いのかについて、そのヒントをお話させていただきます。

私は、自分に関わることで、名前を考えることは無いのですが、とても興味があります。その理由として、現在、法人の印鑑を作る仕事もしているのですが、その受付の際に、会社名を聞くと、その場になって「どうしようかなー」と迷っている人がたまにいます。私はとても驚きで、会社の名前を考えることはとても大切なことで、ものすごく真剣に考えるものと思っていたのですが、印鑑を作る場面になって、「これでいっかー」みたいな感じで名前を決める人がいることにとても驚かされました。

氏名や住所などの当事者情報を充てる

ある会社の方の名刺を見て、「株式会社369」(※数字は実際と異なる)とあったため、社名の由来を質問したところ、会社住所末尾の3-6-9(※数字は実際と異なる)から命名したとのことでした。また、「ブリヂストン」創業者の石橋正二郎にちなみ、英語の「ブリッジ」(橋)と「ストーン」(石)を合成したもの。姓を直訳して、「ストーンブリッジ」では語呂が悪いので、逆さにして「ブリヂストン」になったといいます。

理念や好きな言葉を充てる

私が昔在籍した会社で、社内報の創立メンバーとして活動したことがあったのですが、冊子の名前を考える工程で、私は全く考える手がかりすら得られない中で、先輩の方が、会社の3つの理念を全て英語にして、その頭文字を充てた3文字を提案されたのです。頭がいいなーと感心したのですが、後日、発想の方法について聞いたところ、ネーミングのフレームワークを知っていたいたとのことでした。

複数の言葉を足し算する

「ダスキン」は英語の「ダスト」と日本語の「雑巾」の合成語です。余談になるのですが、当初は「株式会社ぞうきん」という社名にしたいと創業者の鈴木清一から出たが、社員の「人に言いにくい」「嫁が来ない」などの反対により、反対され、「ダスキン」に至ったとのことです。

造語でも構わない

「セコム」は「セキュリティ・コミュニケーション(Security Communication)」という言葉を略した造語です。

勘違いや間違いでも構わない

私の親しくさせて頂いている人が運営しているお店の名前がアルファベットなのですが、響きが良いので意味を聞いたところ、ギリシャ語であり、綴りを誤って認識して店名を確定してしまい、しらばくしてから間違いに気づいたとのことでした。見た目も響きも良いし、ギリシャ語だから分かる人はいないから問題ないのではと思いました。

社名など、新たに名前を考えることは、その物事の出発であり、期待にあふれた時ですから、楽しい気持ちで望むことができるとは思うのですが、どうしたら良いか分からないという人は、上の例をを参考にして頂ければと思います。社員の反対にあったり、勘違いもあるなど、実際は、崇高なものではないこともありますので、気楽に考えても良いのではないかと思います。

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