何歳からでも遅くはない

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歳をとると、新しいことに挑戦することを諦めてしまうという話をよく聞きます。そもそも、挑戦することを考えもしない人も多いのではないでしょうか。最近になって、人生は100年時代という言葉をよく聞きます。50歳、60歳でも、まだまだこれからと思うことができたら素晴らしいと思いませんか。

遅咲きの偉人

野村克也さんは、現役時代、輝かしい成績を残し、野球人としては、超一流でした。さらに、素晴らしいのは、談話、講演、執筆などの、人を引き付ける知識と伝える力です。現役時代を知らない私は、野村さんの監督の力量とともに、知識と人間性に惹かれました。その源は、読書によるもので、大変な読書家であったことは以前から知っていたのですが、驚いたことに、本格的に読書を始めたのは、45歳とのこと。現役時代は野球漬けで本を読むことは難しかったためなのですが、野村さんの話の奥深さから、もっと若いころから読書していたものと想像してたのです。今まで読書をしてこなかったと悔やむ人は多いかもしれません。しかし、野村さんの経緯を知ると、読書は何歳になってからでも遅くはなないと思います。

ケンタッキー・フライド・チキンは、世界中にあり、日本でも有名です。私も大好きです。回数は多くはありませんが、ご馳走です。創業者のカーネル・サンダースは、ケンタッキー・フライド・チキンをフランチャイズ化したのは、62歳のときとのこと。若いころは、鉄道の機関車修理工、タイヤのセールス、市電の車掌、ガソリンスタンドの経営など、様々な職業を転々と渡り歩き、苦労されたとのことです。

旅先で出会った70歳の人

私が大学生3年のとき、北海道をマウンテンバイクで旅したのですが、雄武町(紋別から更に数10km北上した場所)の廃線になった駅舎で野宿したときの話です。私が寝袋を設置していると、その駅舎に年配の男性がマウンテンバイクでやってきました。そのかたは、四国から日本全国を自転車で回っているとのこと。仕事で2か月間、タイに行く予定だったが、受け入れ先の事情によって行けなくなったため、急遽、自転車での日本一周を思い立ち、旅をしていました。この行動力が凄いと思いましたが、もっと驚いたのが、年齢は70歳とのこと。50代半ばくらいに見えたのですが、端正な体つきと筋肉が見事で、さらには、生き生きとしたオーラが凄かったです。その晩、駅舎でビールを飲みながらお話を聞かせて頂きました。建設会社の社長をやってきたが、会社を大きくすることができず、心残りがたくさんある。近いうちに、身を引くことにしたが、まだ、自分に何かできないかを考えて、選挙に出て議員になり、地域のためになりたいとのこと。

20年以上前のため、細かいことは思い出せませんが、そのかたの人間性の素晴らしさを、話の随所に感じたことは覚えています。このひとなら実現するのかもしれないと思いました。

数年後に、そのかたは、町長選挙に出馬していました。残念ながら、現職の方に敗れてしまったのですが、票数は拮抗していてもう少しの差。。とても惜しかったです。

この話は、実現に至らなかったため、今回の趣旨とは若干ズレますが、何歳になっても新たなことに向かっていく気持ちは、見習うべきものであると思います。

40代後半の私もまだまだこれから

私は、現在40歳後半なのですが、人生まだまだこれからと思っています。

4年前に占星術の占い師のかたに占ってもらったときに、「まだまだこれからで、大器晩成です。52歳で今の仕事をやりきったとして辞めて、新たに事業をはじめるでしょう。」とのことでした。正直、それは無理かなと、聞いたときは思ったのですが、数年が経過した現在、様々なことに前向きに取り組むことができていて、この先に、道が開けるような気がしています。連日、現在の事業の更なる進展と、新たな事業をどうしていくかについて、具体的な道筋を検討しています。

50歳を過ぎると、あと何年生きられるのかと引き算で考える人が多いかもしれません。でも、人生は、100年時代。年齢を理由に、諦めたり、思考停止せずに、チャレンジすることの素晴らしさをお話させていただきました。

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