結論「仕事はすべてを100%の力でやらなくてもいい」のです。
ただ、多くの人は「常に100%の力で仕事をしなければならない」と考えていると思います。
いつも精一杯仕事している
企画立案や、プレゼンの用意などの実務レベルはもちろんのこと、上司や部下に気遣いながらあれこれやってしまっている。。 今、自分は100%出し切れているかと自分自身でプレッシャーをかけている人もいるかもしれません。
頑張り過ぎて倒れたら美談になる
ただし、100%のまま毎日進めて、1年、5年、10年は持ちません。その時は良いとしても、長くは続きません。いずれパンクしてしまいます。無理に頑張りすぎた結果、病を患い、仕事を休む。。結果、トータルの業務時間が少なくなってしまうということでは、元も子もなくなってしまいます。ただ、日本の仕事現場においては、これでも良いと考えている風潮があります。倒れるまでよくやった。むしろ美談になっている。最終的には仕事ができない時間が発生したことをマイナスと捉えることなく、改善もしないため、この習慣が繰り返されてしまいます。
100% もしくはそれ以上が求められる場面
本件について、例外はあると思います。例えば、法律を作る、科学的な研究、絵画を売る画家、コンテストなど、専門性が強いものであったり、社運を賭けたものの場合は、100%またはそれ以上の力で一つの成果を一定の期間をかけて取り組む必要があるのかもしれません。ただし、多くのシーンでは、80%の力で仕事をすることで要件を十分に満たすことができるのです。
完璧を求めすぎない
もちろん、基本的な観点、要点を抑えることは最低限必要です。ただし、最低限のラインは充分に超えているにもかかわらず、さらなる細部にまでこだわり過ぎる箇所は見送りましょう。
体を壊してしまっては元も子もない
100%の力で仕事をし続けて、その繰り返しにより、 疲れがピークを越えて、精度が落ち、大きくクオリティーを落としてしまったら、更に、体を壊して休んでしまったら、 トータルの成果は100%から、大幅に低いものになってしまいます。継続しやすい80%の力で、連日成果を出し続けるほうが、遥かに良いのです。
急なカットインにも対応
また、社内から、または顧客から、急な要請はよくあることです。100%の力で進めていると、そのような緊急案件に対応することは、大変難しくなります。 80%の力で仕事をしていれば、急遽重要な依頼が舞い込んだ際に、対応しやすくなります。
割り切りが大事
とは言っても、「仕事の力を抜くなんてできない」という人は、多いと思います。私の周りでもそのような人は多いです。そこで、 考え方としては、「80%の力で仕事をした成果で良いと割り切ってしまう」ことです。その際に、余力を20%残すことで、何らか不足が出ないか心配しないこと。ましてや、余力を残したことについて、罪悪感を抱かないことです。
まとめ
これまで述べてきたことは、ビジネスシーンだけではなく、 例えば、主婦の方にも当てはまります。100%でやろうとせず、負担を少なくできる80%程度にまで労力を下げてみましょう。
まじめであることは素晴らしいですし、個人的には私は常に100%全力投球する人のことが好きです。ですが、トータルで考えると、当人としても、組織としても、80%の力で仕事をすることの方が効果を得られます。 大事なことは、次も、そしてさらに次の日も、これからも 、80%の力で継続するということです。
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