実際に現場に足を運ぶことは大切

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現地に行くことはとても大切です。実際に、現場に行ったほうが良いことがあります。現在は、人々の行動はインターネット検索することが習慣になっていますので、効率的に調べることが可能なのですが、インターネットでは知り得ないことは少なくありません。

例えば、北海道に行ったことが無い人は、冬の北海道なんて、寒くてスキー以外に楽しみなんてないでしょ!と言うかもしれませんが、雲一つない月夜の雪景色は最高であることは、現地で感じないと分からないことです。

また、世界中に広まっている宗教であっても、国によって個性がさまざまであることは、その国に行かないと分かりません。

私が現地に行って感じた印象深い経験

2011年の東日本大震災の際のテレビ報道のインタビューで、ボランティアに自宅の復旧を手伝ってもらった方が、ボランティアの活動について、「ありがたいです。ボランティアの方には大変感謝しています。」と答えているのを見ました。私は「感謝しています」について、「被害直後で自分が生きるので精いっぱいのはずなのに、感謝する余裕があるのだろうか。テレビカメラの前だから綺麗な聞こえの良い表現をされているのだろうか。。」と勘ぐってしまいました。私がその立場なら、辛いことばかりで、感謝していると言葉にする余裕が無いと思うからです。

その後まもなく、震災の2か月後に、私も石巻へボランティアに向かったのですが、私の勘繰りのようなものは吹き飛ばされるのでした。泥除けが主な仕事だったのですが、何か所の現場に行っても、被害に遭われた誰と接しても、作業のあとに、感謝の言葉を頂きました。そして、その表情や、まなざしから、被害に遭われたかたたちは、ボランティアに対して、心から感謝していると感じたのです。

東北のかたたちは、とても辛い目に遭っているにもかかわらず、感謝の気持ちを忘れない、尊い人たちであると知りました。私は、自分を恥じました。現地に行って本当に良かったと思います。このことは、現場に行ってみないと分からないことを痛感した一番印象深い経験となっています。

以上のように、実際に見ることによって、感じることは計り知れません。現代は、多くの人が、インターネットに依存しがちですが、気になったことがあれば、実際に現地へ行ってみる。人から直接話を聞く。自分の目で見て確かめる。このことを気に留めてみてはいかがでしょうか。

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