商品を販売するときに最初に伝えるべきこと

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以前、パソコンを買い替えようと、秋葉原の電気街へ出かけたのですが、その際に、店員のかたが、一生懸命説明しているものの、私(買う側)の買う意思が落ちていくという経験がありました。商品を販売する時に、 言うべきことの順番は大切だと感じましたので、 記事にさせていただきたいと思います。販売員や営業の方に役立つ内容だと思います。

買う気持ちが失せてしまった経験

秋葉原の電気街は、 パソコンを販売する店が多くあり、 新品から中古も含め様々選択肢があるので、私はこれまでパソコン必要な時は秋葉原で買うようにしています。

ある店でパソコンを見ていると、店員さんが近寄ってきて、 「このパソコンは、CPUが〇〇で、メモリが〇〇GBで、グラフィックカードが〇〇で、いずれも生産は〇〇の国のため価格は抑えられていて。。」と矢継ぎ早に始めだしたのです。私は、動画編集がしたいのだけども、初心者でどのくらいの水準が適切であるのか分からない状態でした。その旨を伝えれば良かったのですが、店員さんのパソコンスペック紹介トークに気持ちが萎えてしまい、「また今度」と伝えてその場を去りました。 

その後、先ほどのやりとりを振り返り、 どうして買う意思が失せてしまったのだろうと考えてみました。

・店員さんの印象が悪かったのか → 決して悪くは無く、一生懸命説明していた。ただ、自分の言いたいことを伝えるだけだったように思えた。

・私はやりとりに何を望んでいたのか → 私の希望を知って貰って、希望を叶えるものを提案してほしかった。この点が全く解されずに、冒頭から商品スペックを矢継ぎ早に説明がなされた。このことによって、買う意思が失せたのだと思います。

商品を販売するときに最初に伝えるべきこと

・販売する側は、最初の段階で、まずお客様が何を求めているのかをヒアリングして、見合った商品を提示する。そして、その商品を買った際のメリットを説明する。

(先ほどの例でいえば、ヒアリングをして、動画編集の初心者であるなら、動画編集に必要な〇〇と〇〇が条件を満たしているためこの商品なら適していて、作業がスムーズに行うことが出来るのように、何の目的で使用するをするのかを聞いて、その目的を達成する未来を説明する。)

・商品のスペックについてはメリットを提示した後に説明する。

・気を付けるべきことして、専門用語を多用せず、詳しくない人でも理解できる言葉や表現を使う。

・自分(販売側)のスペックは不要なケースが多い。

(車のセールスマンならば、「私は先月も営業実績全国でトップ3に入りまして車のセールスには自信があります」よりも、「この車を買えば、室内空間は広いので、5人家族全員が乗ってもゆとりがあります。燃費も以前の車よりも良くなっていますので、維持費が下がります。」のように、お客様のメリットを伝えることが大事)

以上のように、商品を販売する際に優先すべきことをお伝えしました。基本的なことではあるのですが、見失っているケースは少なくないと思います。今回のことが少しの気づきになればと思います。

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