自分が悪いときは真摯に謝罪する

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自分の不手際や気分を悪くさせる発言などによって、相手を怒らせてしまった場合は、正直に真摯に謝りましょう。という話です。誰でも分かっている内容ですので、この時点で記事を読み終えて頂いても構いません。このあと続く文章は、私が友人にちゃんと謝ることができず、30年もの間、後悔しているという経験談です。時間に余裕のあるかたは、是非お読みください。

学年イチのスーパースター

私は、比較的のんびりした地域で、小学校から中学までほぼ同じメンツで過ごしたのですが、クラスが4回くらい一緒になった友人の話です。彼(以後Y君と記します)は、背が高く今でいうイケメンでスポーツ万能でした。走りもとても早く、フォームも綺麗で、運動会のリレーでアンカーで走る姿に、私の母もミーハー心で「Y君かっこいー」と言わせるほどでした。当然、モテますし、誰からも一目置かれていて、遠く感じる存在であったのですが、長年の知り合いですので、たまには話すことはありました。小学校6年のときに、電話があり、新しいゲーム買ったから一緒に遊ばない?と誘われ、家に行くと、私だけで、暇で誰もいなかったからでしょうが、誘ってくれたことと、2人で遊んだことがとても嬉しく思いました。

全国制覇チームからの誘いの話

中学になり、Y君は、学校の部活には入らず、野球クラブ(シニアリーグとかボーイズリーグとか言ったと思います)に入り、野球を本気でやりたいのだなと思いました。中学2年の秋頃に、Y君から呼び止められ、世間話をしたところ、「今、〇〇高校と、△△高校から誘いがあった」とのことでした。両校ともに、甲子園の超名門、片方は、数年後の高校2年のときに、全国制覇をする高校です。「すごいじゃない。どっちに行くの?」と聞いたところ、「まだ迷ってる」とのことでした。

私が悪い

3年になり、学校の野外キャンプ活動のため、宿泊した際に、少し遠くに通りかかったY君に私は、「おいY、調子乗ってんな!」と、ふざけて叫びました。どうしてそんなことを言ったのか私も不思議なのですが、たぶん、私が調子に乗っていたのだと思います。数分後、Y君が怒鳴りこんできて、胸ぐらをつかまれて、「シメるぞ、コラ!」と凄まれたので、私はビビってしまい、小声で「すみません」と謝り、彼は去っていきました。ただただ、私が悪いだけです。そして、謝ったといっても、迫力に負けてにゅるっと出た言葉だけでしたので、私のなかでも、良くない心持ちのまま、時が過ぎ、Y君と声を掛け合うことなく、卒業しました。

Y君は、誘いを受けた全国制覇ではない方の超名門高校に進学。内野でキャプテンとして、3年の夏に甲子園に出場。惜しくも、初戦で敗れてしまったのですが、ドラフト3位でプロ野球のとある球団に入団。この一連は、私も常に注目していて、そのたびに、歓喜に沸いていました。大型内野手として期待されたのですが、プロ野球は、各地のスーパースターが集まる場所、打順は2番でつなぎ役、守備固めが主でした。しかし、1軍で試合に出られるだけでも凄いことです。その後、他の球団への移籍を経て、31歳ころに、引退しています。なかなか不動のレギュラーにはなれなかったようですが、10年以上、プロに在籍できたこと自体も凄いことです。

ずっとY君の活躍を見ていたのですが、中学のときの不手際の負い目があって、見に行くことや会いに行くことはできませんでした。ちゃんと謝らかなったこと、そして、そもそも、何であんなこと言ってしまったのか。。とても後悔しています。

以上、私の後悔している昔話です。当たり前の話ですが、気分を悪くさせるようなやりとりはしない。もししてしまったら、全力で謝る。ということです。最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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