1年くらい前になるのですが、私が思いついたアイデアがありまして、その発想に至るまでの経緯が面白いと思いましたので、情報を共有させて頂きたいと思います。今回のアイデアそのものではなく、完成までの過程については、多くの人にとって参考になると思いますので、是非最後までご覧ください。
我ながら自画自賛のアイデア
新型コロナが流行し、2020年3月頃に情報番組で「ジョギングは10mくらい飛沫が飛ぶ可能性がある」と伝えていました。日頃、週末に走る私にとっては、ジョギング中にマスクをつけるのは苦しくて着用したくないので、困りました。その後、どうしたのかと言いますと。。
◎ マスクはつけないで走る。
◎ 普段から近所の人通りがとても少ない小道(数十メートル~200メートルくらい)を往復、または周回する。
◎ 小道は予め複数用意する。(候補を考えておく)
◎ 景色が同じだと飽きるので、10分程経過したら、少し離れた別の小道へ移動して周回する。
◎距離走ではなく、時間走にする。 (どこからどこまで走るではなく、50分間走れば良いとした)
◎ 人が来たらUターンか右左折して近接しないようにする
◎ 人がほとんどいない時間帯(早朝5:30)に走る。
◎ マスクはポケットに用意しておき、どうしても人と交差が避けられないときはマスクをつける。
これなら、マスクをつけずとも、通りがかりの人にまったく迷惑をかけることなく、ジョギングができるということです。
今回のアイデアに至った経緯
上の発想はいきなり思いついたものではありません。日頃から、情報や小さな気づきを蓄積させていて、あるときその事柄たちが結びついて、アイデアとして完成したのです。以下は、各情報の源です。
◎ 近所の小道
近所を目的もなく散歩していたときに、「こんな小道があったのか」「ここはほとんど人は通らないな」など、人通りのない道をいくつか見つけていた。
◎ 小道を往復
コロナになって、市民のマラソン大会が相次いで中止になり、スペインの一般人が自宅のベランダ3~4mを往復しまくって、フルマラソン42.195kmを完走したとニュースになっていた。
◎ 飽きたら他へ移動
「人間は飽きる修正が備わっている。飽きることを悪いことと思わずに、飽きたら他のことをすれば良い。」と何かの本に書いてあった。
◎ 時間走
ロングスローディスタンス(距離ではなく長い時間走る)はダイエットに効果があると、マラソン情報誌に書いてあった。
コロナ渦でジョギングどうしようと困っていた時期に、散歩していたときにふと、アイデアが思いつきました。頭の中に存在していた複数の情報が結びついて、今回の発想に至ったのです。
アイデアに発展させるための方法
上の内容は、アイデアをつくりあげるために、様々な情報や小さな気づきをストックしておくことで、のちに、一つのアイデアにまとまるということでした。
では、実際に、どのようするのがよいのでしょうか。方法をご紹介します。
◎ 気づいたことはメモ
ささいなことでも、メモをとりましょう。いつ何の役に立つかわかりません。少しでも頭に引っかかったことは記録します。スペインのベランダマラソンのことも、ただ、すごいなと思ってメモしたのですが、結果、大いに役立ちました。
◎ メモを定期的に見直す
せっかく記録しても身に備わっていなくては、無意味になってしまいます。たまに見直しましょう。読み返しは、脳の負荷がかかりませんので、頭が疲れているときにもできます。私は、電車に乗っていて、疲れて本を読む気力がないときはメモを見直しています。
◎ 余白の時間をつくる
今回のアイデアは散歩しているときに浮かびました。様々な人がうたっていますが、リラックスしているときに、発想力は向上するとのことです。具体的場面としては、「湯船に浸かる」「散歩(スマホを見聞きしないで)が代表的なものです。
情報を得た時点では、何がどのように結びつくかは分かりません。そのため、普段から情報を自身に取り込む範囲と回数を広く多くすることが大事です。上の取り組みを地道にすることで、アイデアを産み出すことに繋がります。ぜひやってみてください。
余談ですが、今回記したジョギングの方法は1~2か月くらいで、その後は、マラソンに適したマスクを知り、現在は、マスクをして、小道ではないところを走っています。ただ、早朝走ることは変わらず、極力人通りが少ない道を選ぶようにしています。
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