箱根駅伝観ましたか?私は終始テレビに釘付け。今回の箱根駅伝は凄いドラマがありました。その背景から、各校の監督のコメントは、刺さるものがありましたので、記事としてご紹介したいと思います。
今回の箱根駅伝は、出場わずか4回目の創価大学が下馬評を大きく覆し快走。最終10区へタスキを渡した時点で2位の駒沢大学に3分19秒もの大差。しかし、創価大学アンカーの選手が大きく失速し、駒沢大学が大逆転して13年ぶり7度目の総合優勝を遂げました。優勝候補の青山学院大学は、往路12位と出遅れが響き、連覇ならず。そのなかであっても復路は優勝を遂げ、王者の意地を見せました。
駒沢大学の大八木弘明監督のコメント
◎「今の子達は、最近うちが勝っていないのに、駒澤を選んで来てくれた子達」
→ 10年以上優勝していないため、有力な選手は青山学院大学や東海大学、東洋大学など現在の強豪校へ行くケースが多いなかで、駒沢へ来てくれた選手へのありがたさを身にしみて感じたのだと思います。
◎「自分でも悩んでいた。練習方法や選手たちとの接し方を変えた方がいいのか、(自分は)古い考えなのか」「今の子たちは昔と違う。待っていると、素通りなので。いい練習したな、と最近は褒めるようにしている」
→ 年月が経てば、若者の人間性も変化するものです。駅伝部の主役は選手ですので、主役の感性に合わせて指導方法や接し方を変えていかなくてはなりません。しかし、大八木監督は昔気質で鬼監督と呼ばれた人。実際にやり方を変えることは簡単ではなかったはず。かなりのご苦労があったと思います。
青山学院大学の原晋監督とキャプテン神林選手のコメント
神林選手はレース目前の12月29日に故障が判明。チームを背負って引っ張ってきた神林について、監督は「仮に品川の八ツ山橋で歩いて駄目になっても俺は神林を使いたい」とチームミーティングで考えを打ち明けた。しかし、神林は「僕がいなくても総合優勝するチームだから。後輩たちを走らせてください」と原監督に申し出たとのこと。原監督は「私個人のエゴでチームを沈没させるわけにはいかない」と思い直した。
→ 故障している選手を使えば、レース中に走ること自体ができなくなり、棄権になる可能性があります。そうなれば、来年のシード権も失うことに。。監督はチームのために非常にならねばならない時がありますが、原監督は情を重んじました。その想いに、私は目頭が熱くなりました。そして、シード権を逃しても構わないから使いたかったと監督に言わしめ、自ら身を引いた神林選手は凄いです。あっぱれです。神林さんの今後の人生が素晴らしいものになることを望みます。
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