今から15年以上前に、私はギターをはじめて、1か月も経たないうちに辞めてしまいました。上達しなかったからです。似たように、英会話、ピアノ、資格勉強などで挫折した人も多いと思います。今回は、私のギターの挫折から学んだことをお話させていただきます。
30歳を過ぎてから
私は、フォークソングやニューミュージックが好きでした。特に1970~80前半の歌が大好きで、例えば、長渕剛、中島みゆき、浜田省吾、オフコース、松山千春などです。私よりも5~10歳上の人たちが聴いていたので、同級生とは趣向が合いませんでした。中学~高校生のころ、カセットテープを擦り切れるほど聴いて、フォークギターでの弾き語りに憧れるようになりました。ギターを弾けるようになりたいと思うものの、行動に移せない私は、弾けたらいいのになーという状態で時が過ぎていきました。
32歳のときに、ふと、ギターを弾けるようになって、ストリートデビューしたい!と思い、ギターを買いに神田にある楽器屋さんに出向き、安いフォークギターと教本を買いました。はじめる年齢が遅すぎるだろというツッコミはご容赦ください(笑)
Fコードが。。
教本を見て、コードを一つ一つ鳴らしていくのですが、Fというコードが難しい。。指が短い私には、必要な場所まで全ての箇所を押さえることができません。Fコードが難しくて、挫折する人が多いということは、昔から聞いていました。私もご多分に漏れず、Fでつまづき、2週間くらい試行錯誤しましたが、指が短い私には物理的に無理だと思い、辞めてしまいました。会社の同僚に話したところ、「中学生の女子でも弾いている。指が短くても弾けないことは無い。」と励まされましたが、無理と諦めた気持ちを再起させることはできませんでした。
この挫折から得た教訓
ギターを挫折したことは、情けない気持ちでマイナスなことしか残らなかったのですが、取り組みに課題が無かったかについて、考えてみました。
◎ 目標が明確か
ストリートデビューが目的でしたので、目的は立てていました。ターミナル駅の路上でギターを弾きながら歌うことが夢でした。
◎ 楽しく弾くことができたか
これは会社の上司から言われました。当時、コードの音出しのみで、曲を弾くことはしていませんでした。Fができなかったからです。上司はギターは知らない人でしたが、曲を弾かないと楽しくないのでは?F無しの曲もあるのでは?という指摘でした。ごもっともでした。ただ、既にギターを諦めた後だったため、もっと早く知りたかったです。
◎ 専門家に相談したか
ギター挫折については、10年以上にわたって20~30人くらいの人に話をしました。10年以上経ったあるときに、ギターに詳しい人に話したところ、持ち手が細くなっているギターがあり、そのギターなら指が短い人でも弾きやすいと言うのです。確かに、その構造なら、指が行き届きやすくなるから、力が入りにくかった箇所まで指の力が入ると思います。その分野に詳しい人、知り合いにいない場合は、専門家に聞いてみるべきだったと思いました。今回の話でいえば、楽器屋の店員さんです。
今回は、ギター挫折の経験談のボリュームが多くなってしまったのですが、最後に記した気づきについては、ギター関係なく、参考になるものであると思います。最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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