後輩に奢ったときに、「割り勘で払います」「1000円でも2000円でも出させてほしい」と言われたときににどうしていますか? 答えはひとつではないと思いますが、私がしていることをお話させていただきます。
今は年代の差がある飲みは難しい
私が若いころは。。という話はやめておきます。そういう時代ですものね。そして現在は、年下の人を飲みに誘うことが難しくなっていますので、私もあまり機会はありません。でも稀に15歳くらい下の友人と飲みに行くのですが、その際には私が払います。その友人は自分も出しますと言ってくれます。15歳も離れていることはもちろん、何より私がその人と一緒に場を設けてもらえることが有難いので、相手に払わせる訳にはいきません。何とか私が払うように漕ぎつけるのですが、押し問答のようなやりとりになることもあり、なかなかこれも面倒くさい。。どうするのが良いか考えに考え、ひとつの案が浮かびました。
受け取った分の図書カードを渡す
その方法とは、予め図書カードを用意しておいて、年下の友人からは現金を受け取り、すぐその場で受け取った分の図書カードを渡すようにしました。その友人もこれでは払ったことになっていないと反応しましたが、「そのお金を本代に充てて自分に役立てて欲しい」と言うと、受け取って貰えました。
年下側としては、お金を差し出した行為を拒まれること無く、そのまま受け入れて貰えることで、受け取って貰えたと安堵する。そして、別の形で返ってくるが、自分のために使って欲しいという意図であれば受け入れやすい。。のではないかと思います。
この方法を思いつくきっかけになった話
私は、アイデアを産み出すことが得意ではないので、何もとっかかりが無ければ今回のような考えは浮かばなかったと思います。ある人が、以下のような話をされていました。
その人は会社を経営していて、お世話になっている先輩からのアドバイスで何千万も儲かったとのこと。後日、お金(おそらく数百万)を持って、先輩のもとへお礼に行ったところ、「嬉しい。気持ちだけ受け取っておく、お金はとっておきなさい。そのお金で海外へ旅行に行きなさい。それだけのお金をたくさん使って、最高の旅行にしなさい。」と指導をうけました。言われるがままにハイグレードな旅行会社に行き、南の島へ優雅な旅を予約し、その先輩に予約の旨を伝えたところ、「ファーストクラスで席取ったか?ファーストクラスでなければだめだ」とダメ出しを受け、無駄な出費のように感じつつも、ファーストクラスの予約をしたとのこと。結果、その旅で、お金を持っている人がどのようにしているのか、実際に感じることができ、ヨーロッパの大富豪と話すチャンスを得て、現在の成功に繋がるアドバイスを貰えたとのことでした。
「海外ファーストクラスと数千円の図書カードでは全然違うやん」というツッコミはご容赦ください。「お礼にお金を渡されたが、自らのために使うようにお返しした」という点が共通点です。年下からのお礼をどのように応じるかについては、答えが一つではないです。お小遣い制のお父さんでは奢りたくても奢れませんし、様々な状況や関係性があるからです。今回のようなお話もあるということを知っていただければと思います。あと、この記事を書いている最中に思ったのですが、今回のもうひとつの主題として、「他の人の話を自分に置き換えて活かせないか考えてみる」ということもあげられると思いました。最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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