他の人から、褒められたり、良い評価を受けたときに、自分ではそんなことは無いと思うとき、どうしていますか? 「笑顔がいいね」「ポジティブな人ですね」「仕事が早いね」など言われたときに、実際の自分は違うと思って、せっかくの評価を受け入れない。。このような経験ありませんか? ただ、他の人は本当にそのように思っているケースは少なくはないのです。私は、そのような言葉を受けたときには、乗ってしまうことにしています。そのおかげで良い効果がありました。今回は、他人に褒められたらその言葉に乗ってしまおうというお話です。
ネガティブな自己評価
自分のことをポジティブに捉えていない、自己評価が低い人は多いと思います。「カッコいいじゃない」「頭いいじゃない」「強そう」「幸せに生きていそう」など言われても、受け入れられない。。日本人には比較的多いかもしれません。
私も、まさにその性質です。褒められたら乗りましょうとうたっていながら、現在でも、他人の誉め言葉を受けいれないことも少なくありません。ただし、過去に良い経験がありましたので、お話させていただきます。
違うと思っていながらも乗ってみた
今からだいぶ前、新卒で入った会社でのことです。先輩から「〇〇君は本番に強いからね」と言われたのです。しかも、事業部が違って、ほぼ一緒に仕事をしたことのない方から。。おそらく、私の直属の上司の同期であったため、その上司からの話だったのでしょう。私はすぐに「そんなことはなく、それどころか、本番にはとても弱いです」と反論しようと思いましたが、なぜかそのときは、「実際は違うけど、あえてその言葉に乗ってしまうと良いのかもしれない」と思い、「ありがとうございます」と答えるに留めました。それ以降、大事なプレゼンや、転職の面接など、重要な機会のたびに、「自分は本番に強いんだから」と言い聞かせて、緊張はだいぶ解消して前向きな気持ちで望むことができています。緊張による失敗を重ねてきた私にとっては、このことが革命的なことなのです。
本当に本番に弱い
私のことを「先輩に言われるくらいだから実際に本番に強かったのでしょ」と言う人もいるかもしれませんが、本当に弱いです。小学校の時の歌のテストは一人で壇上に立ってクラス全員の前で歌うのですがブルブル足が震えて声が歪んでいる姿に笑われましたし、合唱コンクールの学校紹介を任されて2000人以上の観客の前でスピーチしたときも顔が真っ赤だったと笑われましたし、これも小学校の時ですが、地域の野球チームの新体制で4番に抜擢されプレッシャーに押しつぶされてしまい、4打席4三振で、以後4番に指名されることは無かった。。など、本番に弱いエピソードはたくさんあります。歌もバッティングも自分で言うのはナンですが、上手いです。ただし、本番に弱すぎるのです。
試しに乗ってみることをお勧めします
本番に弱い私が、強いという誉め言葉を受けて乗ってみた結果、良い傾向に至ったお話をさせて頂きました。自分に対して、ポジティブな暗示かけることは、とても良いことだと思います。暗示をかけることによって、自らが把握していなかった潜在能力を引き出すことができるのはないでしょうか。他の人からの誉め言葉には、乗ってみることをお勧めします。ぜひ試してみてください。
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