文句を言うなら実際に経験してから言う

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悪評や文句など、ネガティブな感想を見聞きすることがあります。その当事者によくよく確認すると対象の人に実際に会ったことは無い、その事柄を経験していないと言うのです。実際に体感することも無いにもかかわらず、そのような発言をしているのは、カッコ悪いと思います。文句を言うなら実際に経験して、その上で言う。私はできる限りで、そうしています。そして、実際に経験すると、思っていたのと違うということがあります。今回は、私が経験したお話で面白かったものがありますので、記事とさせていただきます。

大ヒットした映画「君の名は」について

2016年の夏に「君の名は」という映画が公開され、大ヒットしました。社会現象レベルと言っていいほどの売れ方だったと思います。私は、仕事場で毎日FMラジオを流しているのですが、主題歌であるRADWIMPSの「前前前世」が、映画公開後4~5か月くらい、連日、朝から晩まで各番組で流れたのです。当初は、なにも感じていなかったのですが、毎日毎日聴かされていると、次第にイライラしてきました。そのイライラから、粗さがしを始めるようになり、「サビの部分は稚拙」「歌詞もくらだない」など、曲がかかるたびに思っていました。さらには、各番組のパーソナリティや様々な人がこの映画を絶賛していて、イライラがベースになっている私は、「そんなわけないだろ!」と、見てもいないのに、映画が良くないものと思っていたのです。その状態が、4か月くらい続いたので、「観てもないのに文句を言うのはカッコ悪い。嫌いだから観たくはないけど、観て、どのように悪いのか知ったうえで文句を言おう」と考えて、公開から4か月経過した2016年12月に、単身で映画館に乗り込みました。映画館通路を歩いている最中に、オッサン一人で観たくもない映画に1800円も払って。。なんだかなー。。と思いもしましたが、「正しく文句を言うため!」と席に着きました。

そして、映画を観たところ。。

「とっても良かったです」絵が美しくて、話の内容も展開も見せ方も素晴らしい。主人公2人も良かった、特にヒロインは素敵で、スパークルという挿入歌は鳥肌ものだった。。

と、観終わってこの映画を大好きになってしまいました。そのあとの6~7時間くらい、「君の名は」良かったな。。という余韻に浸っていました。

文句を言うために乗り込んだのに、その相手のファンになって帰ってくるという。。俯瞰でみれば、何ともカッコ悪い展開となった訳ですが、観に行って本当に良かったと思います。不思議なもので、イラつきの元であった「前前前世」も好きになっていまして、その数週間後の紅白歌合戦では、RADWIMPSまだかなーと待ちわびていたのです。

パートナーにバイクに乗るのをやめてほしいことをわかってもらうためにバイク免許をとった

私が「君の名は」を観に行ったのは、職場の先輩が話していたことを思い出したからです。その先輩は奥様が中型のバイクに乗るとのこと。先輩はバイクに乗ったことが無く、奥様に危ないからバイクに乗るのをやめてほしいと言っていたとのこと。ただ、いくらお願いしてもやめてもらうことは叶わなかった。そのため、バイクがどれだけ危ないかを体験して、そのうえで辞めるようにお願いしようと考え、わざわざ中型の免許を取りに行き、取得して、レンタルでバイクを何回か乗ってみた。具体的にどのように危ないかを経験し理解し、〇〇のようにあぶないからやめてほしいと奥様に伝え、ようやくバイクをやめてもらえたとのことです。

この先輩の考え方と行動は凄いなと思いました。私にもこの考え方を活かすことができないかと考えていました。

このように、体験してはじめて本当に理解できることがあります。私のように、嫌だと思っても、経験すると、実際は違うこともあります。嫌と思っている人であっても、会ってみたら思っていたのと違ってよかったということも。会ったり経験できないこともあるので、できる限りではあるのですが、文句を言う前に、体験することをお勧めしたいと思います。

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