がんばりよりも環境整備の方が大切

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勉強、ダイエット、本を読む、英会話、お金を貯める、このようなことを一念発起してやろうとしたものの、長く続かない。辞めてしまったときに、自分は「意思が弱いから」と考える人が多いと思います。しかし、理由の大半は意思によるものでは無いです。答えは、環境です。環境を整えれば、意思が有る無いに関係なく、やるべきことが継続できるのです。

人間の脳は、なまけるようにできています。些細な障壁でもやりたくないと拒否してしまうからです。このことから、必要なことは、障壁になりうるものを排除してやりやすい仕組みづくりをするということです。小さなことでも出来る限り無くしていきましょう。

意思は続かない

私の話をしますと、ダイエットのために、ジムに通ったのですが、数週間で行かなくなってしまいました。仕事から帰宅して、準備して、車で十数分のジムに行くという工程です。その際に、ジムの用意をするのが面倒、家に帰ったのにまた出ていくのは面倒くさい、帰宅途中に見かけたお店に立ち寄ってしまい時間が経過しためジムはいいかとしてしまう、など、その時々で行かない理由を無意識に見つけようとしてしまうのです。しばらくして、退会したのですが、その数年後、性懲りもなく(笑) また、スポーツジムに通いました。ただ、その時は、過去の失敗を踏まえて、会社の近くのジムに行くことに。会社の最寄り駅よりも手前にジムがあったのですが、着替えは予め用意し、お店などの誘惑に触れることなく、通うことができました。ジムに行くまでに色々と判断する機会を排除したことが、継続できた要因となったのです。

この経験から、意思よりも環境や仕組みづくりが重要であると考えました。

まずは環境づくり

物事が続かないという人は、まず環境づくりに力を入れましょう。

勉強ができないという場合は、勉強机の上や周りに余分なものはゼロして、勉強に必要なものだけを綺麗に整頓する。お金を貯めたいのであれば、節約すると意識するよりも、まずは給与から自動で積み立てられる定期預金の契約をして必要金額を自動移管させる。英会話を続けたいなら、一緒に頑張る友人をつくる、SNSや「みんチャレ」ようなチャレンジアプリで一緒に励ましあう仲間をつくる。部屋がいつも汚い場合は、普段から床に物を少なくして掃除機をかける前の準備作業を少なくする、ルンバを買う。お酒を控えたい人は、酒を買い置きしない。

以上のように、自身のがんばりだけでは続かないことを前提に、仕組みづくりに徹底することをお勧めします。ものすごく頑張るというよりも、どうしたら辞めないで継続できるかについて考えて、環境整備に力を注ぎましょう。環境が整えば、続けることは意外と難しくないと感じるはずです。

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