コロナで影響を受けた仕事の話

job

新型コロナ感染症が流行して一年が過ぎました。人々の生活が窮屈に制限されるなか、仕事にも大きな影響が出ています。飲食や旅行業界のことはニュースで見聞きすることは多いのですが、それ以外の仕事については知る機会が多くないように感じます。私は印刷の自営業をしており、様々な業界の人と接するので、現状を聞く機会が多いです。今回は、コロナで厳しい状況における様々な業界業種のかたから聞いたお話をご紹介させて頂きます。

<新聞配達所経営のご夫婦>

チラシ広告が大幅に減っている。

また、複数種類の新聞を契約している企業が何社もあり、売り上げも少なくなかったが、昨今のテレワークにシフトした結果、新聞をとらなくなってしまった。 

<保育園の園長>

毎日何度も除菌掃除作業をしている。この作業が大変だが、園児に感染させてはならない、職員の側が感染してはならないというプレッシャーがある。除菌などの実務作業の負担よりも、現場スタッフの気持ちの疲れを心配している。

<イベント運営会社の社長>

コンサート等の企画、運営をしていた。コロナの影響で、イベントが軒並み無くなり、社員に給料を払えなくなり、廃業に至った。現在は、個人でイベント運営の仕事をしている。未だイベントの開催には人数制限があり、業績は厳しいが、長年イベントの運営しか仕事をしていない自分には、この仕事しかできない。

<着物販売会社社長>

コロナは高齢者が危険であると報道されていることが影響しているように思う。ウチのお客様は年配の方が多い。コロナ以降、お客様が大幅に減少している。毎月催していた展示会を取りやめている。経営は苦境に立たされている。

<友人の会社員(正社員)>

長年務めている会社が、コロナ渦になり、リモートワークにシフトした。家で仕事をしているが、毎日家に一人でいると、気が押しつぶされそうになる。最近、これまでのオフィスを引き払い、小さいオフィスに移転した。社員の数よりも圧倒的に少ないキャパシティーであることを考えると、コロナが解消された後もリモートワークが主体になると想定される。リモートワークは自分には合わないと痛感しているので、50歳を過ぎているが、転職を考えている。

<串焼き屋さんの店主>

緊急事態の間は短時間営業しても収益はとれないため、営業できない。思い切って緊急事態の期間は店を休業することにした。1か月以上かかりそうなので、工場のバイトに行って、繋ぐことにした。

以上、私がこの一年間、様々な業界のかたからお聞きしたコロナ渦の現状をお伝えしました。多くの方が大変な思いをされていることが分かります。もちろん、私のほうがもっと大変だよというご意見もあるかもしれませんが、今回のような実情をお伝えすることは意義があると思いこの記事を書きました。

私の仕事も収入は大幅に減少しています。でも、私よりも大変な思いをしている人がなんとかやっていることを知り、私も前向きに頑張らねばと思い、日々を送っています。まだもう少し解消までに期間を要すると思いますが、何とかしのいでいきたいと思います。

コメント