機転をきかせてピンチから脱出する

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機転を聞かせて窮地を脱した話を聞くと、関心させられます。仕事でも通常の生活上でも、ピンチに陥ることはたびたびありますが、私は回避するのがヘタで、ダメージをまともに食らってしまうことが多いです。ネットなどを見ていると、機転をきかせてピンチから脱出した話が様々あります。今回は、面白くて感心させられるお話をご紹介させていただきます。このように立ち振る舞うことは簡単ではないかもしれませんが、少しでも参考になればと思います。

窮地を脱出した数々のエピソード

テレビやラジオ、インターネットから見つけたものをご紹介いたします。

◎ お年寄りに席を譲ったところ、歳より扱いするなと怒られてしまったが、女性だったので、「レディーファーストです」と機転を利かせて言ったところ、笑顔で座ってくれた。

◎ 大混雑しているファーストフードのハンバーガー屋で、ナゲットソースの種類が違うと大声でわめいていた男性客に、商品を受け取ったばかりの別の男性が『では僕のソースと交換しましょう。これで問題ないですね』と微笑んだ。周囲から拍手が起こり、わめいていた男性は決まりが悪そうに帰っていった。

◎ ある芸人さんの話で、学生時代、生徒会の会長に立候補して、全生徒の前で演説したときに、何を話せば良いか分からずにいたが、とっさに頭に浮かんだことを話してみたとのこと。「みなさん、左を見てください」と言うと、全生徒が左を向いた。さらに「では右を見てください」と話し、生徒は右を向いた。そして「私には何も取り柄はありませんが、皆さんを先導することができます。」と演説した。拍手が沸き起こったとのこと。

◎「髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのである」孫正義氏談。 

 ◎ 綾戸智絵さんはアメリカに住んでいた頃、夜遅くに暴漢数人に襲われかけた。綾戸さんはとっさの機転で白目をむいて叫び、おもらしをしたとのこと。彼女を囲んでいた暴漢は驚愕して走り去っていった。。

◎ 故郷をドライブしていて、あるガソリンスタンドに立ち寄った。そこで働いていた男性は、高校時代の私のボーイフレンドだった人であった。旦那は「君はあの人と結婚しなくてよかったね。彼と結婚していたら大統領夫人になれなかったのだから。」と言ってきた。「何を言っているの、ビル! もし私が彼と結婚していたら、彼がアメリカ合衆国の大統領になっていたわ」 ※当時のクリントン大統領とヒラリー夫人の会話

◎ 弁慶勧進帳の読み上げ 

頼朝からの追手から東北へ逃げる義経一行は関所の関守に見咎められる。これを弁慶は「奈良の東大寺再建のため諸国をまわり勧進(寄付)を募る山伏である。」と答え、富樫は「勧進帳を出せ」と詰め寄る。もとより一行はそのようなものを持ってはいなかった。しかし、弁慶は機転を利かせ、もともと寺で修行経験もあったことも幸いして、持ち合わせの巻物を広げ、朗朗と読み上げていく。この機転によって無事関を越えられそうになった。しかし「一行の中に常に傘で顔を覆っていて不自然な行動をする者が義経に非常に似ている」と部下が言い出したため、なおいっそう疑われてしまう。だが、そこでも弁慶は機転を利かせ、今度は手に持っていた杖で「お前が義経に似ているために、あらぬ疑いをかけられてしまったではないか!」とののしりながら主君である義経を何度も何度も殴った。「いくらなんでも杖で主君をぶつ者はこの世にいるはずが無い」と関の者たちにそう思わせることに成功し、一行は無事に関を越えることが出来た。(Wikipediaより)

◎ イスラム教のムハンマドは山を動かすという奇蹟を予言した。当日になって、大勢の見物人の前で、ムハンマドは山に呼びかける。「おーい、山よ。こっちに来い!」大声で三回叫ぶが、山は動かない。そこで、彼は「かくなるうえは、わたしが歩いて行けばいい」と自ら山へ歩いていった。 

以上、機転を利かせてピンチを脱出した話をお伝えしました。どれも素晴らしい。特に弁慶の話は、ドラマでも見たことがありますが、涙しました。凄い話です。私には到底できない立ち振る舞いです。

機転を利かせる人になるために

では、どうしたら、このように窮地を脱出するような機転を利かせることができるのか。。なかなかその境地に達することは難しいと思いますが、私が考えたことは以下の2つです。

◎ 常日頃からシミュレーションする。他人や、テレビドラマ、自分の経験など様々なピンチが訪れた場面を見たときには、どのように窮地を脱するか考える習慣をつける。このことで、対処法の引き出しが増えていく。その積み重ねによって、様々な対処をするための思考構造が発展していく。

◎ 周りで機転の利いたやりとりをする人たちがいれば、そのなかに身を置くこと。実際の様子を間近で見ることが出来て、効果がある。

ピンチになったときに、とっさの判断で切り抜けることは、容易なことではありません。しかし、できる人の話を参考にして、イメージトレーニングすると少しずつでも身につくかもしれません。ぜひやってみてください。

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