どうしてあんなことを言われなければならないのだろう。あの行動は許されるものでは無い。など、腹が立つことは誰でもあると思います。時間が経過して、あるいは、翌日には薄らいで徐々に消えているということは、あるのですが、時間が経過しても、怒りが治まらない。それどころか、更に燃え盛ってしまう。ということも。。私は、とても悩まされました。みなさん多かれ少なかれ、怒りが止まらないということはあると思いますが、私は、怒りによるダメージの受け方が、普通の人よりも大きいように思えて、怒りが何日もある期間は、神経をすり減らしてしまいます。やる気が起きない、義務(仕事)以外何もしないことが連日続くなど、行動にも悪影響が出てしまいます。しかし、つい最近、この悪循環を好転させる魔法の言葉を知りました。きっと共感していただけると思いますので、ぜひ最後までお読みください。
本を何冊も読んだ
理不尽なことを言われる → 怒る → 怒りが止まらない → 何日も苦しむ
この負のスパイラルをなんとかして無くしたい。少なくとも軽減したい。と考え、怒りを抑える方法について、何冊も本を読みました。
よくある記述が
◎ 大きく深呼吸すると落ち着く
◎ 怒りは6秒間我慢すると治まる
◎ 向こうはそのことは忘れているのだから私も忘れたほうがよい
◎ 相手を変えることはできない あなた(私自身)が変わるしかない
◎ 怒りを書きなぐる
など
いずれも、実践してみたのですが、怒りが解消できるのは、程度が低い怒りの場合に限られます。(私の意見ですので、他の方には、効果があるのかもしれません。)
怒りを紙に書きなぐることは、少し効果が高いようにも思いました。一心不乱に紙に書きなぐります。何枚も書くうちに、その時は、スッキリします。ただし、根深いケースでは、間もなく怒りがこみ上げます。
怒りを抑える魔法の言葉
私は、クローズドなチャットのコミュニティに入っています。人生を学ぶ場で、私にとって、とても有意義な貴重な存在になっています。
そのやりとりのなかで、ある方が、怒りが止まらないときは「自分のために許そう」と考える。怒りが続けば、その間ずっと苦しみ、相手が変わることはない。時間と自身の痛みの分だけ損をしてしまう。だから、「自分のために許そう」と。
この言葉は響きました。今まで、あらゆる教えに私が完全に共感できなかったのは、「相手が悪いのに、何で私が更に仏の心に変わる努力までしなくてはならないのか。仏の心にはなれないし、何で仏になろうとする労力を使わなければならないのか」という思いだったからです。
その点、今回の「自分のために許そう」は、許せる域にまで自らを到達せよというものではなく、「自分のため」自分視点ということ。日本人は、自分のためという表現は、自己中心的と悪くとらえられがちです。でも本件では、怒らせる存在が居るという背景の中ですので、自分のためで良いのです。
この言葉を取り入れて以降は、だいぶ怒りを抑えることができるようになりました。心の中で「自分のために許そう」と何度も唱えますす。周りに人がいないときは、声に出しています。すると、怒りが薄らいでいくのです。
本に書かれているような、テクニック的なものや、仏の心の域に到達しなければならないようなものでは、怒りが治まらないかたは、ぜひ、今回ご紹介しました「自分のために許そう」を試してみてください。
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