親から今までずっと、自分のしたい事を否定され、親の言われるがままに生きてきたが、最近になって急に「自分のしたいことをしなさい」「もう自分で決める歳なんだから」と言われた。どうしたらいいのか分からない。戸惑っている。
先日、Yahoo知恵袋にこのような相談が掲載されていました。投稿者は高校を卒業して間もないくらいの年齢のかたです。このお悩みに私が回答してみようと考えをテキストにまとめていたところ、割と早く解決(回答締め切り)してしまい、私の意見の行き場が無くなってしまったので、この場でお伝えしたく思います。若い人で、自分がこの先どうしたらいいのかについて、悩んでいる人にほんの少しでも参考になればと思います。
この先どうすべきか分からないについて回答
◎ 結論
・友人や信頼できる人に相談してみましょう。何人に聞いても良いと思います。聞いた話の中で参考になったと思うことを必ず実践しましょう。そして、その後の経過、結果を回答いただいた人に報告してみましょう。回答してくれた人はアドバイスを聞き入れて実行したことを知れば、さらに親身になってくれるかもしれません。何をすべきかについての情報を得られるだけでなく、人間関係も深みを増していき、効果は二乗三乗に増します。
・参考になると思う本を何冊か読んでみて一つでも良いから必ず実践してみましょう。
・翌日からすぐに100点満点の完全軌道に乗ることはできなくて当然です。できなくて当然であることを織り込み済みとしましょう。まずは一歩踏み出すことが大事です。時間をかけて積み重ねていけばよいのだと捉えましょう。
・少しずつでいいから始めましょう。小さなことでいいから積み重ねることで、気づけば形になっているのです。
◎ 後述
子供の視点から言えば、親が子供に対して、子供がどのように歩めばよいのかを分かりやすく親身に説明を常日頃からしれくれれば良かったのにと思うのかもしれません。しかし、そのような親は少ないです。そして、社会に出れば、手厚いナビゲートが無いのが当たり前。20代前半というのは、「指示を受けて行動していればよかった学生時代」から抜けて間もないため、この先の道が特に示されていないなかで、初めて自分で進む道を決めるという人が多いと思います。留学するのか、会社に就職するのか、何の業界にするのか、上京するのか、それ以外にもたくさん、自分で考えて決めなくてはならないことが出てきます。そして、迷い、どうすれば良いか分からなくなって、苦しみます。
しかし、誰にでもそのような時期があるのです。だから焦らないで良いのです。私も、新卒で入った会社で生涯働くと思っていたのですが、とても酷い会社(今で言うブラック企業)で、転職しなくてはならないと考えたときに、どうしたらよいのか正直私も戸惑いました。それまでは、ある程度世の中や同世代の流れと同じような流れで歩めていると思ったからです。当時は今ほど転職が当たり前ではなかった。自ら大きく道を逸れなくてはならないと思ったら、とても怖かった。悩んだ末に、既にその会社を辞めた先輩の話を聞いて、参考にして考えて、転職しました。
自分がこの先どうしたらよいのか分からなくて悩むことは、苦しいと思います。でも、その苦しみを超えた先に、自分自身の成長が待っています。悩んだときは、今回のお話を参考にしてください。
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