先日、平井大さん(シンガーソングライター、ウクレレ奏者)がラジオで、人間関係について、お話をされていました。とても、興味深く、参考になると思いましたので、記事にさせて頂きます。
とても嫌いな人には自分から積極的にものすごく褒める
あるラジオ番組を聴いていたところ、ゲストに平井大さんが出演されていて、嫌な人と接するときはどうするのかについて話題になりました。平井さんの回答は「とても嫌いな人に対しては、自分から積極的にものすごく褒める」とのこと。私は仕事をしながら聴いていたのですが、思いもつかない内容だったため、思わず「えーっ!」と声にしてしまいました。平井さんによると、とても嫌いな人と一緒にいるのは苦痛。でも、自分からその嫌いな相手を大げさに褒めると、気分が良くなって、苦痛が減るとのこと。対談しているラジオパーソナリティーの方が「相手も喜ぶでしょうしね」と意見に寄り添うと、平井さんは「喜ばそうとは思っていないです。相手の気持ちはどうでもよくて、自分の気持ちが良くなるからやっています。」と答えていました。
自分が気持ちよくなるためにやる
私は、この「嫌な人を喜ばせるのではなくて、自分が気持ちよくなるためにやる」という点が、とても心に刺さりました。もし、「相手も喜ばせることができる」という要素が入っていたら、心に留めなかったと思います。
世の中でよく言われる教えのようなものは、マイナスなことをしている相手に対して、こちらが譲歩して、相手をプラス側に持ち上げて、関係を継続することで結果、自分にもプラスになるのような、「仏の心になれ」と言われます。しかし、私はこのような話にいつも納得がいかないです。なぜ、マイナスなことをしている相手に対して、指摘することをせず、それどころかプラス側に持ち上げてあげねばならないということが、納得いかないのです。例えば「迷惑ばかりかける嫌な奴に対して、聞き入れて貰う関係性を築くためにも、良いところを見つけて、コミュニケーションとっていきましょう」のようなことです。
平井さんの意見は、私にとって人間関係を好転させる良い気づきになりましたので、取り入れようと思いました。
実践してみた
早速、数日後、平井さんのようにやってみました。日頃、嫌いと思っている人に、笑顔で挨拶し、「最近元気そうですね」「先日仕事が上向きと言っていましたが凄いですね」「この前〇〇さんが話してたテレビ番組を見てみたら面白かったです。教えてくれてありがとうございました!」と、ポジティブに相手を褒める言葉を矢継ぎ早に言い、会話を深めるというよりは、笑顔と褒め言葉を相手に投げつけるように言いました。すると、とても気分が良くなりました。相手がどう思ったかは探ろうともしませんでしたので、分かりません。ただ、言い合いにならないことはもちろん、空気も悪くならなかったと思います。嫌いな人とは、何か嫌なことを言われなくても、一緒にいるだけでも嫌な気分になるものです。「お前なんか嫌いなんだバカヤロウ!」と言えば、大変なことになるので、言ってはならないのですが、先ほどの、笑顔と褒め言葉を相手に投げつけるように言うというのは、自分の気分を晴らすという意味で、怒りの言葉を吐き出す効果と似ているのかもしれないと感じました。
今回の記事は、仏のような心を持っているような人から見たら、ダメ出しをしたいと思われるかもしれません。ただ、そのような心の域に達している人はきっと少ないはず。仏のような心をもつことはできない普通の人には、今回の内容は、良い気づきになると思います。ぜひ試してみてください。最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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