やり直す力

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みなさんは、自分の年齢や立場などを考えたときに勉強が不足している、あるべき能力に至っていないと感じたことはありますか?そして、不足していた場合、やり直すことができていますか?私自身を考えたときに、やり直せていないこともあると気づきました。今回は、そのことを気づかせてくれた人のお話が大変感心させられるものですので、ご紹介させて頂きたいと思います。

おバカキャラの話に感心させられた

先日、ラジオを聞いていたところ、ある番組のアシスタントの女性が、知らないと思った言葉をメモして意味調べてを記したノートを常に携帯しているというのです。その女性は、20代のモデルとタレントをしていて、考えや表現がまだまだ拙い人です。10年くらい前に流行ったおバカキャラのような感じです。でも、その感じが憎めなくて楽しい雰囲気の番組になっています。メインパーソナリティーの方から、メモの話をふられて、「そんな言葉も知らなかったのかー」いじられていていました。具体的な言葉は忘れてしまいましたが、ふつうは知ってるよなーと思うレベルの言葉でした。

しかし、私は、感心しました。自分ができないという立ち位置を素直に認めて、低いとされる水準ながらも、向上するように取り組んでいる。この考え方と、実行していることについて、素晴らしいですし、見習うべきと思いました。

和田アキ子さんの意外な話

そういえば、似たような話を他でも聞いたことがありますので、ご紹介いたします。

和田アキ子さんがだいぶ前に「私は高校中退して芸能界に入っているからほとんど勉強していなかった。ある程度年齢を経たときに、このままではいけないと思い、読書をしようと考え、時間が空いたときは本を読むことを習慣にしている。これまでたくさん本を読んでいる。」とお話されていました。私は、長年、和田アキ子さんのあの豪快な感じが苦手で好きではなかったのですが、読書家であることを知って、素晴らしいと思いました。私は他の人にたくさん本を読んでいると胸を張って言えるほど読んでいないことについて、反省させられました。

中学2年からやり直す

これも10年以上前のラジオで聞いたのですが、名前は忘れましたがプロレスラーのかたのお話です。「中学と高校は野球部で、高校3年の夏まで朝から晩まで野球漬けだった。引退して8月から大学受験を志すが、まったく勉強が分からない。英語について見直したところ、理解できるのは中学2年の内容までであることが分かったため、中学2年のドリルからやり直して猛勉強した。そして半年後に希望の大学に合格した。」とのこと。

中学2年まで遡らないといけないと分かっても、大学受験を控えるなかで、中学2年のドリルに手を付けることが凄いと思いました。全くの正論ではあるのですが、変なプライドのようなものが邪魔して、中学のものに手を出せないように思うのです。その時点での自分の立ち位置が低いことを謙虚に受け止めて、その位置からやり直したことは、素晴らしいと思いました。

以上、3名のお話をご紹介させていただきました。いずれも、自分ができないことを謙虚に捉えて勉強していくという考え方です。この記事を読んで頂いたかたに少しでも参考になればと思います。

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