一人でいたからこその経験

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私は、友人と遊ぶことも大好きなのですが、一人で出かけることも少なくありません。昔は、一人では淋しいと思うこともありましたが、今は、一人でいることの良さを分かるようになってきました。今回は、一人で遊びに行くことの良さについて、私の経験談をお話します。

飲み屋で声をかけられた

私は友人が何人かいるのですが、その家族の事情などもあり、若いころのように頻繁に会うのは難しいという状況になってきました。そのため、一人で出かけるということが増えていったのですが、一人でいることも悪くないと思うようになりました。私の場合、一人旅、一人飲み、一人で街歩きなどが主なのですが、5年前に一人で飲んでいたときのことです。川崎の有名な立ち飲み屋が好きで、よく行っていて、その日も流れているプロ野球中継を見ながら、やきとんを食べていました。すると、「野球、好きなんですか?」と隣の男性が話しかけてきて、会話の流れになったのです。そのひとは、シュッとしたイケメンで、私より少し若いくらい見た目で、「いい人そうな人が、私に話しかけてきた」と嬉しく思い、野球の話で盛り上がりました。聞くと、同じ球団のファンであることが分かり、にこやかで、感じもよく、その店の超常連で店員を名前で呼んでいる。。嬉しくて楽しくさらに話をしていると、私と同じ大学の出身であるとのこと。年齢を聞くと、私より10歳上!(もちろん面識は全く無いのですが先輩ということ)とても若く見える素敵な人でした。店員からも話しかけられて、好かれている様子。この人は老若男女から好かれる「人たらしなひと」と思いました。(他の表現が浮かばないのですが良い意味で使っています)

その後も、その店に行って、会えば一緒に飲むように。連絡先は聞いていたのですが、あえて連絡はせずに、店でタイミングが合ったらご一緒すると私の中でルールとしました。そのため、年間に4回くらいしか飲むことはできなかったのですが、お友達として接していき、3年が経過した昨年、一緒にプロ野球の試合を観に行ってきました。ビールで乾杯して、楽しかったことを覚えています。飲み屋で出会った人と、野球を観に行くことを振り返ると、我ながら素晴らしいことであると思います。今年は新型コロナ感染症のため、プロ野球はもちろん、その店に行くことすらもしていないので、楽しみは来年以降にとっておきます。

一人でいたからことの経験

立ち飲み屋での話は、私が一人でいたからできたことです。どうして話しかけてきてくれたのかをその先輩に聞いたところ、(私のことを)「いい人そうだと思ったから」と言ってくれました。大変うれしく思います。でも、きっと、私が複数人で飲んでいたら声はかけられなかったと思います。一人でいると、周りの人やその空間を大切にしようという意識が働きます。複数人でいると、その仲間内でのノリや会話で精一杯で周りに意識が向きにくい。どちらかが正しくて一方が悪いということではないのです。とかく、一人は淋しいのようなネガティブに捉えらえがちですが、一人も素晴らしいということが私の実感です。一人も悪くないですので、その状況のときは、ひとりを楽しんでみてください。

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