辛いときでも子供の頃の良い想い出があれば大丈夫

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先日、ラジオで、脳科学者茂木 健一郎さんが、辛いことがあったときに、どうやって乗り切っているかという質問に対して、「子供の頃の良い想い出を思い出すと大丈夫と思える」とお話されていました。私は、思い出してみましたが、これで辛いことを乗り越えられるかな?と若干不思議に思いましたが、久しぶりに小学生の頃の夏休みのことを思い出しましたので、今回お話させていただきます。何か役に立つ内容ではないかもしれないですが、息抜き案件ということで、気楽にお読みいただければ幸いです。

子供の頃から長年、神奈川県で過ごしていまして、小中学生の夏と冬の長い休みには、父と母の故郷である宮城県に行っていました。向こうには、いとこが3人いて、祖父、祖母、叔父、叔母にはとても可愛がってもらいました。いとことの年齢が近いため、朝から晩までずっと遊びっぱなし。駄菓子屋の10円ゲーム(小さい頃はインベーダーでした)に入り浸ったり、フナやウグイの魚釣り、早朝にカブトムシを取りに行く、鬼ごっこ、花火大会でのわたがし、遠くまでサイクリング、キャッチボールなど、今思えば、子供らしい遊びを思いっきりしていました。特に、印象的なことは、その家の裏に幅70~80cmくらいの綺麗な小川が流れていて、真夏でも水が冷たい。そこに、スイカとジュースが冷やしてあるのです。そのスイカが芯から冷えていて、最高に美味しかったことを覚えています。いとことは、今でもその話で盛り上がります。

大人達にもよくしてもらいました。母方の祖母は私のことをほんとうに可愛がってくれましたし、祖父は将棋がものすごく強くて、飛車角金銀落ちのハンデを背負っても私は簡単に負けていました。叔父と叔母は私が食べる姿が大好きで、何を食べさせようかと楽しみにしていたようです。小学校2年のときに、仙台に連れて行ってもらって、いきつけの有名店で牛タンを腹が抜けるほど食べさせてもらいました。全国的に牛タンのことが知れ渡る前のことです。

自宅に戻ると、近所の友達は、遊園地に行ったとか、数日箱根に行ったとかの話で、私は子供ながらに、恵まれていると思いました。私のように、遠くに私のことを毎年楽しみに待っていてくれるような話はあまり聞かなかったからです。私の田舎の想い出は、説明が古いのですが、15年くらいまえにプレイステーションのゲームで「ぼくの夏休み」というゲームがありまして、まさにその世界観と同じ。絵にかいたような田舎での夏休みだったのです。

冒頭で記しましたが、茂木健一郎先生は辛いとき、子供の頃楽しかったことを思い出していると自分は大丈夫と思えるとのことです。子供の時のときめきの記憶を超えるようなものはなかなか現れません。そのような記憶、気持ちを大人になっても持ち続けることは大切であるとお話されていました。私も、子供の頃のことを思い出してみて、茂木先生のお話に、とても共感しています。

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